むかし地震

天災は忘れた頃にやって来ると申します。 忘れないように歴史資料に残っている昭和時代以前に起きた地震情報を配信します。あわせて天気記録、各地の満潮、二十四節気に関わる雑記も。

安政の南海地震

12月24日は、今から165年前の1854(安政1)年に、「安政の南海地震」が起こった日です。
畿内から南紀東海、四国九州、山陽山陰地域で大きな被害がありました。
安政東海地震(江戸から東海地方で大被害)の32時間後に発生しました。関西などではふたつの大地震に被害を重ねるように受けました。
太平洋沿岸を大津浪が襲いました。

 

推定震源 北緯33.0度、東経135.0度
推定マグニチュード 8.4

死者 不明だがおそらくかなり多数(推定数千人以上)
家屋全壊 不明だがおそらくかなり多数
津浪の波高 串本(紀州)15メートル

 

「天災は忘れた頃にやって来る」
 歴史の事実を忘れないように水害を忘れず減災しましょう。

 

*この地震と被害の記録は、国立天文台『理科年表』平成20(2008)年版(丸善株式会社出版事業部)721ページから引用編集しました。