むかし地震

天災は忘れた頃にやって来ると申します。 忘れないように歴史資料に残っている昭和時代以前に起きた地震情報を配信します。あわせて天気記録、各地の満潮、二十四節気に関わる雑記も。

慶長地震

2月3日は、今から415年前の1605(慶長9)年に、関東の犬吠埼から九州にかけて太平洋岸が大津波に襲われた慶長地震が起こった日です。
海岸部を波高2丈の大津浪が襲いました。
東海地震が単独で発生したとも、東海地震と南海地震が相次いで発生したとも言われます。

 

震源 北緯33.5度、東経138.5度
推定マグニチュード 7.9

 

・死者行方不明者 八丈島で 57人、阿波国宍喰で1500人余、土佐国甲浦で350人余、同崎浜で50人余、同室戸岬付近で400人余
遠州浜名湖周辺で 80戸の家屋が流出
紀伊国広村で700戸の家屋が流出
 


「天災は忘れた頃にやって来る」
 歴史の事実を忘れないように水害を忘れず減災しましょう。

 

*この地震と被害の記録は、国立天文台『理科年表』平成20(2008)年版(丸善株式会社出版事業部)709ページから引用編集しました。