むかし地震

天災は忘れた頃にやって来ると申します。 忘れないように歴史資料に残っている昭和時代以前に起きた地震情報を配信します。あわせて天気記録、各地の満潮、二十四節気に関わる雑記も。

1707(宝永4)年 宝永地震

10月28日は、今から312年前の1707(宝永4)年に「宝永の大地震」がおきた日です。

地震と津浪により、太平洋側のほぼ日本全部が大きな被害を受けました。
東海地震南海トラフ巨大地震が同時におきたとも推定できます。

 

 推定マグニチュード 8.6
 震源 北緯33.2度、東経135.9度

 

推定死傷者 少なくとも2万人以上
家屋全壊 60,000戸以上
家屋流出 20,000戸以上


 地震振動による被害は、東海道と伊勢湾および紀伊半島 で最もひどく、津浪による被害は土佐国(今の高知県)が最大であったようです。
    

「天災は忘れた頃にやって来る」
 地震を忘れず減災しましょう。

 

*この地震と被害の記録は、国立天文台『理科年表』平成20(2008)年版(丸善株式会社出版事業部)713ページから引用編集しました。