むかし地震

天災は忘れた頃にやって来ると申します。 忘れないように歴史資料に残っている昭和時代以前に起きた地震情報を配信します。あわせて天気記録、各地の満潮、二十四節気に関わる雑記も。

濃尾地震 明治23年

10月28日は、今から128年前の1891(明治23)年に、日本列島での内陸型地震として最大規模である「濃尾地震」が起こった日です。
岐阜県西部を震源として発生しました。内陸地震として異例なまでに巨大なエネルギーであったため仙台以南の本州全土で揺れを感じました。

 

震源 北緯35.6度、東経136.6度(岐阜県西部付近)
マグニチュード 8.0

 

死者 7,273人
家屋全壊 14万戸余
家屋半壊 8万戸余
山崩れ 1万箇所

 

震源付近に根尾谷断層ができました。岐阜県本巣市に現存します。樽見鉄道水鳥駅の近くです。

 

「天災は忘れた頃にやって来る」
 歴史の事実を忘れないように水害を忘れず減災しましょう。

 

*この地震と被害の記録は、国立天文台『理科年表』平成20(2008)年版(丸善株式会社出版事業部)723ページから引用編集しました。