むかし地震

天災は忘れた頃にやって来ると申します。 忘れないように歴史資料に残っている昭和時代以前に起きた地震情報を配信します。あわせて天気記録、各地の満潮、二十四節気に関わる雑記も。

1923.9.1 大正の大震災

むかし地震
Past earthquake record Vol.29

9月1日は、今から96年前の1923(大正12)年に東京を中心に大正の関東大震災がおきた日です。

 マグニチュード 7.9
 震源 北緯35.3度、東経139.1度(神奈川県西部)

死者行方不明数 およそ10万5千人
 全壊家屋 およそ10万9千戸
 半壊家屋 およそ10万2千戸
 焼失家屋 およそ21万2千戸

津波が発生しました。静岡県焼津で12メートルの高さを観測しました。
 
この地震はこれまでのところ日本列島の歴史で最大の被害をおこしました。
地震の揺れ自体での建物倒壊も多かったのですが、その直後に東京市内各所で発生した大火災が街を火の海としました。

「天災は忘れた頃にやって来る」
 地震を忘れず減災しましょう。


*この地震と被害の記録は、国立天文台『理科年表』平成20(2008)年版(丸善株式会社出版事業部)726ページから引用編集しました。