むかし地震

天災は忘れた頃にやって来ると申します。 忘れないように歴史資料に残っている昭和時代以前に起きた地震情報を配信します。あわせて天気記録、各地の満潮、二十四節気に関わる雑記も。

貞観の大地震と北海道南西沖地震

7月10日は、今から1150年前の869(貞観11)年に東北地方東海岸で大津波を伴う巨大地震がおきた日です。  マグニチュード 8.3  震源 東北地方三陸沖太平洋の海底 2011年3月におこった大地震に似たタイプの巨大地震だったようです。 城郭、倉庫、垣壁などの倒壊せること数しれず、と歴史記録は言います。 多賀城宮城県にあった古代の城)城下に巨大な津波が押し寄せました。 また地震による発光現象があったようです。光が流れた様子があたかも昼のように明るかった(意訳)と記録に出ています。 亡くなった方 推定1,000人以上 家屋流失と全半壊 無数 「天災は忘れた頃にやって来る」  地震を忘れず減災しましょう。 *この地震と被害の記録は、国立天文台『理科年表』平成20(2008)年版(丸善株式会社出版事業部)705ページから引用編集しました。 IMG_1692_Fotor.jpg 「平成5年北海道南西沖地震 このブログは昭和以前を対象としていますが特例として取り上げます。 1993(平成5)年7月12日に北海道西海岸沖合海底を震源として、マグネチュード 7.8 の大きな地震津波が起きました。 震源が陸地に近かったため、地震発生後数分以内に高さ10メートルの巨大な津波が襲いました。逃げる時間的余裕がありませんでした。 北海道奥尻島青苗地区でことに被害が大きく、津波とそれによる大火災により、同地区が全滅してしまいました。 死者行方不明者 230人 けが人 323人 *この地震と被害の記録は、国立天文台『理科年表』平成20(2008)年版(丸善株式会社出版事業部)733ページから引用編集しました。