むかし地震

天災は忘れた頃にやって来ると申します。 忘れないように歴史資料に残っている昭和時代以前に起きた地震情報を配信します。あわせて天気記録、各地の満潮、二十四節気に関わる雑記も。

1978.6.12 宮城県沖地震

むかし地震 Past earthquake record

6月12日は、今から41年前の1978(昭和53)年6月12日に、「1978年宮城県沖地震」がおきた日です。

 

 マグニチュード 7.4

 震源 北緯38,2度 東経142.2度(宮城県沖太平洋)

 

宮城県を中心に大きな被害がありました。また揺れは東北全体から関東地方でも感じました。

 

亡くなった方 28人

負傷者1,325人 建物全壊 1,183戸

建物半壊 5,574戸

道路損壊 888ヶ所

崖崩れ 529ヶ所

 

ブロック塀倒壊による死傷者が多かったため、この地震以後ブロック塀を作る際の安全基準が強化されました。 そしてこの地震を教訓として建築基準法が大幅改正されました。

新しい建築基準法に則って建てられてた建物は地震に強いとされます。1978年宮城県沖地震以前の、古い建築基準法による建物は危険性が高いと一般論として言えます。

 

「天災は忘れた頃にやって来る」

 地震を忘れず減災しましょう。

 

*この地震と被害の記録は、国立天文台『理科年表』平成20(2008)年版(丸善株式会社出版事業部)733ページから引用編集しました。 IMG_1700.JPG